2021年10月30日・31日に開催を予定しておりました「ステージレース三陸100」は、新型コロナウイルス感染が未だ収束に至っていない現状を踏まえ、参加者や地元住民の方など関係者の皆さまの安全を確保するため、今年度の開催を中止し、延期することに決定しました。延期の時期は検討中です。現状をご理解頂きご了承いただきますようお願い申し上げます。
本件に関するお問い合わせ先 info@discover-rias.org
NPOディスカバー・リアス代表 中尾益巳より関係者の皆様へ
10月30日・31日に開催を予定していた「ステージレース三陸100」は中止し、延期いたします。延期の時期は現時点では未定ですが、1年後ということではなく、半年から1年程度の間で広く検討します。
この決定に対して「どうして?」と疑問に思われる方も多いと思います。
ご存知のように、9月30日をもって全国の緊急事態宣言とまん延防止等重点措置はすべて解除されました。開催地である岩手県独自の緊急事態宣言は9月中旬に解除されています。
行政的な規制や要請は少なくなり、県境をまたぐ移動の自粛やイベント開催の制限も緩和されていくでしょう。
しかし宣言が解除されても、すぐには解決できない問題がいくつかあります。その中で最も重要なものが、レースで通過させていただく地域にお住まいの皆さまのお気持ちです。
このレースは、三陸沿岸の様々な町を通ります。集落の近くにエイドステーションを予定している場所もあります。
感染者が減少しているとは言え、全国各地から人が集まることに不安を感じている方が少なからずいらっしゃるのです。
これは「宣言が解除されれば大丈夫」と考え、住民の皆さんへの配慮や説明が十分でなかった私たちの甘さが原因でもあると反省しています。
もちろん、開催を歓迎する声も多くいただいています。
しかしこのような長距離・広範囲に渡るイベントを行うためには、通過する全ての地域の皆さんのご理解とご協力が不可欠です。
そして私たちは、今年の100kmレースを行うことだけでなく、将来的に311kmのステージレースを作り上げることを目指しています。
そのためにはここで急がず、時間をかけることが必要だと判断しました。
参加を楽しみにしていた皆さんに残念な思いをさせてしまうことは大変申し訳ありませんが、何卒ご了承いただけますよう、お願いいたします。
なお、開催時期はまだ決まっていませんが、今回参加予定だった皆さまには、次回の優先エントリー権を差し上げます。
まだしばらく不安定な状況は続くと思いますが、私たちディスカバー・リアスは
「三陸から日本を、世界を元気にしていく」ことを目指し、少しずつでも前に進みたいと考えています。
皆さんにお会いできる日を楽しみにし、準備を続けます。
これからもご理解ご協力を頂けますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
2021年10月4日
特定非営利活動法人ディスカバー・リアス
代表理事 中尾益巳