震災から12年。三陸は、最高のランニングフィールドになった。
2023年。東日本大震災から12年経ちました。防潮堤や土地の嵩上げ、道路や住宅の建設工事もほぼ終わり、三陸の街は新しく生まれ変わっています。私が大船渡に移住して来て2年半。「ステージレース三陸」や「さんロゲ」の準備のため三陸各地を周りながら気づいたのは、復興したこの地域が素晴らしいランニングフィールドになっているということです。
もちろん、復興工事の目的に、ランニング環境を良くするなどという項目はないでしょう。しかし結果的に、歩道の広い道路や見晴らしの良い橋が作られ、トイレや水場が整備された公園や漁港も各地にできました。快適に走れる道や街が増えているのです。
そしてそれ以上に魅力的なのが、震災前から変わらないリアス海岸の絶景。…続きを読む。